『ANORA アノーラ』

『ANORA アノーラ』

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INTRODUCTION
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イントロダクション
全篇iPhoneで撮影し、サンダンス映画祭他多くの国際映画祭で喝采を浴びた『タンジェリン』(15)、アカデミー賞®助演男優賞にノミネートされた『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(17)、カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作『レッド・ロケット』(21)など、アメリカ社会の「声なき声」をすくいあげ、丁寧にかつユーモラスに描いてきたショーン・ベイカー監督。長編8作目で監督が描くのは、自らの幸せを勝ち取ろうと全力で奮闘する、ロシア系アメリカ人の若きストリップダンサー、アノーラの等身大の生きざまだ。身分違いの恋という古典的なシンデレラストーリーを21世紀風にリアルに描きなおした本作は、監督作品史上最もエンターテイメント性が高く、清濁合わせ呑む人間らしさに溢れている。
主役アノーラ、通称アニーに抜擢されたのは、新星マイキー・マディソン。批評家から大絶賛を浴びている彼女は今年の賞レースの注目の的になること間違いない。彼女に夢中になるお調子者のロシア新興財閥の息子イヴァンには、「ロシアのティモシー・シャラメ」の愛称で親しまれ、本作が英語劇初挑戦となるマーク・エイデルシュテイン。
セックス、美、富というパワーゲームの中で利用されながらも、自らの幸せを求め続ける人間たちへの賛歌をユーモラスに、そして真摯な眼差しで描く。階級意識や偏見に抗うアノーラの圧倒的パワーとエネルギーは、凝り固まった今の世の中を鮮やかに蹴り飛ばす!
Story
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ストーリー
NYでストリップダンサーをしながら暮らす“アニー”ことアノーラは、職場のクラブでロシア人の御曹司、イヴァンと出会う。彼がロシアに帰るまでの7日間、1万5千ドルで“契約彼女”になったアニー。パーティーにショッピング、贅沢三昧の日々を過ごした二人は休暇の締めくくりにラスベガスの教会で衝動的に結婚!幸せ絶頂の二人だったが、息子が娼婦と結婚したと噂を聞いたロシアの両親は猛反対。結婚を阻止すべく、屈強な男たちを息子の邸宅へと送り込む。ほどなくして、イヴァンの両親がロシアから到着。空から舞い降りてきた厳しい現実を前に、アニーの物語の第二章が幕を開ける     
CAST
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キャスト
マイキー・マディソンアニー
MIKEY MADISON
ヒット映画『スクリーム』(22)やアカデミー賞®ノミネート作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)に出演。TVシリーズ「ベター・シングス」(16~22)では説得力のある演技がシリーズに深みを与え、高い評価を獲得した。直近ではApple TV+の限定シリーズ「Lady in the Lake」(24)でアカデミー賞®受賞女優ナタリー・ポートマンと共演するなど、映画、TVの両分野において引く手あまたの若き女優として地歩を固める。『ANORA アノーラ』で第34回ゴッサム賞主演女優賞にノミネートを果たしており、アカデミー賞®への期待がかかる。
マーク・エイデルシュテインイヴァン
MARK EYDELSHTEYN
モスクワ舞台芸術学校を卒業。第72回ベルリン国際映画祭でプレミア上映されたユリア・トロフィモヴァ監督『Strada Sasha』(22)や、ロシアで最も視聴されたTVシリーズの一つ、「The Monastery」(22~)といった話題作に複数出演。ロシアで最も期待される若手俳優の一人。
ユーリー・ボリソフイゴール
YURIY BORISOV
第74回カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得した『コンパートメント No.6』(21)のリョーハ役でヨーロッパ映画賞最優秀男優賞にノミネート、映画ファンに広く知られる。ほか、第78回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞にノミネートされた『Captain Volkonogov Escaped』(21)にも出演している。
カレン・カラグリアントロス
KARREN KARAGULIAN
ニューヨーク出身のアルメニア系アメリカ人俳優で、インディ映画におけるニュアンスに富んだ演技で知られる。ショーン・ベイカー作品の常連であり、ベイカーの重要な協力者として名声を獲得している2013年には『チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密』(12)で第29回インディペンデント・スピリット賞ロバート・アルトマン賞を獲得した。
ヴァチェ・トヴマシアンガルニク
VACHE TOVMASYAN
俳優、コメディアン、製作者として多才に活躍。2006年にコメディアン仲間と共に32Teethを立ち上げ、アルメニアのスケッチ・コメディ・ショーの新たな時代を築く。「シットコムStone cage」(15~17)、「Golden school」(18~19)でアルメニアのコメディアンとしての地位を確立。映画作品では、出演した『Lost and Found in Armenia』(12)が第7回ポメグラネイト映画祭で「観客の選択賞」を、第15回アルパ国際映画祭で「国際映画における達成賞」を獲得している。
STAFF
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スタッフ
ショーン・ベイカー
監督、シナリオ、製作、編集
SEAN BAKER
この二十年で八本のインディ長編映画を生み出したシナリオライター、監督、製作者、編集者。前作『レッド・ロケット』(21)は第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でプレミア上映。『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(17)は第70回カンヌ国際映画祭監督週間でプレミア上映、国際的に高い評価を得た。同作でウィレム・デフォーが第90回アカデミー賞®をはじめとする助演男優賞に軒並みノミネート、第83回ニューヨーク映画批評家協会賞では最優秀監督賞にノミネートしている。『タンジェリン』(15)は第31回サンダンス国際映画祭でプレミア上映され、インディペンデント・スピリット賞で作品賞、監督賞を含む4部門にノミネート、二つのゴッサム・インディペンデント賞を受賞した。『チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密』(12)は第28回インディペンデント・スピリット賞ロバート・アルトマン賞を受賞、それに先立つ二作品『Take out』(04)、『Prince of Broadway』(08)は共にインディペンデント・スピリット賞のジョン・カサヴェテス賞を受賞している。